矢野 直人(やの なおと)
1976年佐賀県唐津市生まれ。94年から5年間アメリカ留学。2002年佐賀県立有田窯業大 学校卒業。2003年窯業大学校嘱託講師。2004年父の殿山窯にて作陶始める。2008年韓国ウルサンにて6ヶ月の作陶。2012年30代でただひとり唐津焼12人に選ばれるなど、 第4世代のもっとも注目される若手作家。古唐津の研究からはじめ、諸先輩に学びつつ 独自の土作りから釉薬まですべてひとりで行なう。作品は朝鮮唐津の花入れや皿。絵 唐津の壷や茶碗。黒唐津の酒器。皮鯨や斑唐津のぐい呑など多彩。いづれも桃山古唐津を意識した原点追求の作風感が強い。